すそわきがとは、デリケートゾーンから臭う体質のことをいいます。
本記事では、すそわきがの臭いがする場所を男女別に画像付きで紹介し、原因やニオイの特徴をまとめています。
ワキガ体質の人はすそわきがになる可能性も高いため、合わせてセルフチェックやニオイの対策方法もご覧ください!
目次
すそわきがの臭いがする場所
すそわきがの臭いは、経験者によると膣から臭うなどといわれていますが、実際は一体どこからニオイがしているのでしょうか?詳しい画像とともにお届けします。
女性の場合
女性の場合は陰毛が生えているVIOラインから臭いが発生します。
特にIラインが1番においがきつく、理由は尿やおりものなどの分泌物がすそわきがの臭いと混ざってしまうため、ワキガの臭いプラス分泌物の臭いが混じった何ともいえないような激臭が発生してしまうのです。
男性の場合
男性の場合も女性とほぼ同じで、陰毛が生えている陰茎周りや陰嚢の裏、肛門周りになります。毛深い人はお腹や太ももからも臭いが発生しているようです。
男性の場合、女性と違って用を足したあとに拭いたりしないので、尿のアンモニア臭や分泌物の臭いが混じった臭いがします。
どのような臭いがするかについては以下に詳しく説明しているので、ぜひ下まで読み進めてくださいね。
すそわきがの原因
すそわきがの原因はいくつかあります。そして、どのような条件が揃うと臭いが発生してしまうのか見ていきましょう。
臭いの発生原因が分かると正しいデオドラント対策ができるようになりますよ!
アポクリン汗腺と常在菌
私たちの身体には2つの汗腺があり、そのうちの1つ「アポクリン汗腺」というところから出る汗と皮脂腺からでる皮脂、それらを皮膚上にいる常在菌が分解することではじめて強烈な臭いが発生します。ですので、アポクリン汗腺が存在しない粘膜など膣内からは臭いがすることはないのです。
アポクリン汗腺の数は遺伝で、両親や親戚にワキガ体質の人がいれば高い確率で子に遺伝してしまいます。
アポクリン汗腺を持っていても眠ったような状態ならば問題ないのですが、アポクリン汗腺が活発化するとそこから汗が出るようになってしまい、ワキガやチチガ、すそわきがを発症してしまうといわれています。
アポクリン汗腺は精神的に緊張したときや性的に興奮したときに活発化することが分かっており、ほかには思春期だったり女性の場合、妊娠・出産などホルモンバランスの乱れが原因で発症することもあるそうです。
すそわきがはどんな臭い?
すそわきがは一体どんな臭いがするのでしょうか?また、すそわきがの臭いではないものは性病の可能性があるため、本記事で簡単な診断ができて、もし疑いがあるようでしたらすぐに病院へ行きましょう!
すそわきがのにおいの特徴
よくいわれているのが、
- 玉ねぎやネギなどツンとした臭い
- クミンや鉛筆の芯などの臭い
- チーズや納豆など発酵食品の臭い
などが挙げられます。
どれもあまりいい香りとはいえないものですが、なかにはこのような強烈な臭いが好きなマニアの人もいるようですよ!
あなた、もしくはパートナーからこのような臭いがしているかチェックしてみてくださいね。
すそわきがの臭いではないもの
あなた自身、もしくはパートナーのデリケートゾーンからイカ臭い・アンモニア臭・雑巾のような臭いがした場合はすそわきがではない可能性もあります。
男性の場合はイカ臭いというのは分泌物のせいもありますし、用を足した後に拭いたりしないのでアンモニア臭がすることが多々あります。雑巾のような臭いも蒸れたり清潔にしていない場合に臭うことがあるので、一概に臭いとくだけですそわきがであるとはいえないのです。
もし、毎回変わらず上記のような臭いがするのであれば、すそわきがかもしれないですし、以下に紹介する性病である可能性も否定できないので病院へ行くことをおすすめします。
腐敗臭は性病の可能性がある
生臭い魚のニオイなどの腐敗臭は性病である可能性があります。すそわきがはうつるといわれていますが、すそわきがは体質なので決してうつることはありません。しかし、こうした性病の場合は性行為でうつるので要注意です。
性病は放置すると命にかかわることもあります。男性の場合は泌尿器科、女性の場合は婦人科・産婦人科で早急に診てもらいましょう。
セルフチェックをしてみよう
臭いのほかに、すそわきがかどうかチェックできる方法があります。
項目があり、1つでも当てはまればすそわきがを発症する可能性や、すそわきがをすでに発症している可能性があります。
以下のセルフチェックの方法をまとめた記事をご覧ください。
すそわきがの臭いニオイの対策方法
セルフチェックやすでに自分自身で臭いに気付いている方は、正しいデオドラント対策ができていますか?
ポイントはすそわきがの臭いの原因である汗と菌です。これらをブロックするだけでかなり臭いが軽減できるはず。ほかの対策方法も合わせて実践してみましょう!
デオドラント製品を使ってみる
臭いがするからとデリケートゾーンに市販のデオドラント製品を使ってしまったりしていないでしょうか?
市販の製品はデリケートゾーンに使えるものはなく、粘膜に使うには刺激が強すぎるのでかぶれなどの症状にも悩まされることになってしまいます。臭いも悪化する原因となり悪循環です。
通販なら誰にも知られることなくすそわきが専用のデオドラント製品を購入でき、臭いの原因をブロックするような成分が配合されています。
おすすめのすそわきがに使えるクリームをランキング形式でまとめた記事があるので、ぜひ参考にしてみてください!
食生活や生活習慣を正す
主に肉ですが動物性たんぱく質の摂りすぎは体臭を強くすることが分かっており、アポクリン汗腺が活発化してしまう原因となってしまいます。魚や豆腐などのたんぱく質や野菜中心の食生活に切り替えるだけでも対策はできますよ。
睡眠不足も身体に栄養が行き渡らなくなり、肌の乾燥を招いて皮脂が過剰に分泌される原因に。皮脂も臭いが強くなる原因となってしまうので、質の良い睡眠をとって健やかな身体作りを目指しましょう。
正しく洗おう
ナイロンタオルなどでデリケートゾーンをゴシゴシと洗っていませんか?
洗いすぎは皮脂を取り過ぎて乾燥を招く原因となってしまうほか、黒ずみの原因にもなってしまうのです。
石鹸をよく泡立てたらくるくると円を描くように擦らずにやさしく泡で洗いましょう。ちゃんと洗えているか心配な方もいることと思いますが、石鹸の洗浄成分でしっかりと汚れ・過剰な皮脂や雑菌を洗い流すことができます。
アンダーヘアを処置してみる
常在菌などの雑菌が繁殖するのは温度も関係しています。すそわきがなどワキガ体質の人は毛深かったり毛が濃い人が多い傾向にあります。下着でガードされて剛毛がひしめくデリケートゾーンは、蒸れて雑菌が繁殖する絶好の環境となっているのです。
最近ではハイジニーナといって、すそわきがではない人もおしゃれ感覚で脱毛している人が多いので、臭いが気になる方は思い切って脱毛してみるのもひとつの方法です。
手術や治療の検討
すそわきがには治療法や手術法が確立しているので、あまり深刻に悩む必要はありません。
確かにすそわきがの治療などは保険が効くことはほとんどないため、自費で高額な治療費を支払わなくてはならないのですが、少しでも改善の道が開ける可能性があるなら、1度医師に相談してみてはいかがでしょうか?
詳しい治療法や手術法、メリットやデメリットなどもまとめているので、1度目を通しておかれることをおすすめします。
おわりに
すそわきがの臭いがする場所は、粘膜などではなく意外にも毛が生えているところからでした。臭いの原因や場所が分かることでどのような対処をしたら良いか分かっていただけたと思います。
あなた自身がすそわきがであるなら治療法もあるので深刻になる必要はなく、もしパートナーがすそわきがの場合でも病気ではなくただの体質で改善できる可能性が高いので、冷静にパートナーと向き合ってあげてくださいね。
まずはできることからデオドラント対策をはじめてみましょう!