すそわきが治療に、電気凝固法という治療法があるのをご存じでしょうか?
デリケートな場所なので、なかなか手術に踏み切れないという方も多いと思いますが、電気凝固法は切らない治療法ということで注目されています。
すそわきがのにおいに効果はあるのか、痛みやダウンタイムなど詳しい施術内容や費用、実際に体験した人の口コミを早速見ていきましょう!
目次
電気凝固法でおこなうすそわきが治療
メスを使わずに行う電気凝固法とは、一体どのような治療法なのでしょうか?
詳しい治療方法や費用、どのような効果が得られるのかをご紹介します。
電気凝固法とは
針を刺して高周波電流を流すことで、すそわきがの原因であるアポクリン汗腺や毛根を凝固させる方法で、「小林式絶縁針電気凝固法(A法)」と「X針電気凝固法(B法)」があります。
両者の違いについてですが、小林式絶縁針電気凝固法は毛穴1本1本に刺すのに対し、X線電気凝固法は脇の横から太い針を刺して強い電流を流していく方法となり、X線電気凝固法の方が、若干施術回数が少なくて済むようです。
治療の種類 | 回数の目安 | 症状の強さ | 脱毛効果 |
小林式絶縁電気凝固法 | 2~3回 | 軽度~中度 | 有り |
X線電気凝固法 | 1~2回 | 重度 | 無し |
局所麻酔を行うので痛みもほとんど感じずに治療でき、切らない治療法なので傷跡が残りにくく、ダウンタイムもほとんどないといわれています。
小林式絶縁電気凝固法なら脱毛も同時にできるので、すそわきがの人に多い剛毛も改善できます。蒸れにくくなるので雑菌の繁殖が抑えられ、すそわきがのにおい抑制につながります。
すそわきがのにおい・下着の黄ばみ・剛毛で蒸れるなどでお悩みの方は、すぐに効果を実感できる治療法です。
気になる費用や治療効果
費用は1回85,000円ほど。コースによって安くなるクリニックもあります。
保険適用については、クリニックによって違いがあるようなので、医師が保険適用になると判断すれば自己負担が少なくて済むでしょう。
施術時間は、脇の場合は局所麻酔を入れて30分ほどで完了します。
通常、2~3か月に1回の治療を2~3回繰り返し行うことで、徐々に治療の効果が高まっていくのを感じられるそうです。
電気凝固法のメリット・デメリット
電気凝固法を施術することで、においに対する効果だけでなく脱毛など思わぬ効果が現れてしまいます。
すそわきがの場合、デリケートゾーンが脱毛されるということや、アポクリン汗腺の取り残しで再発してしまうかもしれないというデメリットもあるようです。
メリット
- 切開せず針で刺して電流を流す方法なので傷跡が目立ちにくい
- すそわきがにも施術可能
- アポクリン汗腺を凝固させるので汗を多少抑える効果もある
- ダウンタイムが短いので日常生活に戻れるのが早い
デメリット
- 効果が永久に続くわけではないので治療を継続する度に費用がかかる
- 保険が効かないことも多いため自己負担が大きい
- アポクリン汗腺を1つ1つ取り除く治療ではないため再発する可能性がある
凝固できなかったアポクリン汗腺があった場合は再発する可能性が高いです。
1つ1つ確認しながら取り去っているわけではないので、再発リスクについても医師とよく相談して決めるようにしましょう。
電気凝固法を体験した人の口コミ
口コミを見てみると、効果がある人となかなか効果が持続しなかった人に分かれていました。
麻酔があるとはいえ、その麻酔自体がかなり痛かったという声も多かったので、ある程度覚悟しておかなければならないようです。
効果はあります。
個人差はあると思いますが、においが気にならない程度になると思います。
火傷は1日経つと赤みが消えます。2〜3日で完全に消えます。
この治療ですが、最初は脇脱毛として行っていた治療になります。昔から行われていた治療です。ただ面倒なのが、1回の治療ではなく何回か行わないと効果がありません。
部分麻酔をするときに少しチクチクした痛みを感じますが麻酔が効いていますので治療中の痛みはありませんが
麻酔が効かなかった所に針を刺したときに少し痛みがありますが我慢できる範囲だと思います。
電気を通して行う治療はいろいろありますので副作用はありません。
電気凝固法(B法)
私がうけた電気凝固法B法は、麻酔がムチャクチャ痛いです。
手打ちで片手につき20回ぐらい「ブスッブスッ」と勢いよく打っていくのですが、想像以上の痛さでした。
できれば、子供にはやらせたくないというくらい・・・・
麻酔が効いてからは痛みもなく、すぐに終わりました。しかし、2ヶ月後には臭いが復活してきており、先生の言うとおり数回は通わなければいけなそうです。(あくまで臭い軽減)
麻酔が痛い
私も、16歳と17歳の時に五味クリニックで電気凝固法Bを受けました。
ワキガの強さは軽、中程度です。
術後2,3カ月は臭いがなくなりましたが、2回とも徐々に臭いは復活し、半年も経たないうちに元に戻りました。
確かに麻酔はかなり痛いです。
ただし、何度か通えば効果を感じられたとの口コミもあるので、費用はかかってきますが手術を避けたい人はしばらく様子をみてもいいかもしれませんね!
電気凝固法ですそわきが治療を行っているクリニック
すそわきがの治療を行っているクリニックは多くないというのが実情ですが、ご紹介するクリニックはすそわきがへの電気凝固法も行っていて実績もあるのでおすすめです。
船橋中央クリニック
中央クリニックグループの船橋中央クリニックでは、すそわきがの治療を積極的に行っています。
すそわきがだけでなく、乳輪周りのチチガや肛門ワキガの治療も女性カウンセラーに気軽に相談することが可能です。
すそわきがの治療としては、電気凝固法だけでなく、ビューホット・切開手術・ボトックス注射が行われています。
すそわきがの治療実績が多く、経験豊富な医師があなたにとってベストな治療法をおすすめしてくれますよ!
電気凝固法は1回300,000円と高額なので、まずは無料のメール相談やカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
新宿御苑美容クリニック
東京の新宿にある新宿御苑美容クリニックでは、すそわきがに対する電気凝固法(A法)を行っており、料金も回数によってコースが分かれているので、自分が望む回数を選択して治療を受けることができます。
コースについては、1回85,000円/2回150,000円/3回200,000円/6回350,000円。すそわきがかどうか確認を希望する場合、ガーゼチェックとして診断料3,000円が別途かかるようです。
一般的にA法は2~3回の治療回数が目安とされていますが、新宿御苑美容クリニックでは2~3か月ごとに計2~6回の治療回数を目安にしています。
ホームページでは、「ほかの治療で効果が得られなかった方も諦めず、電気凝固法について当院へご相談ください。」との記載があり、わきが治療の実績が多い新宿御苑美容クリニックの自信の表れだと思います。
電話やメールで問い合わせできるので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
五味クリニック
ニオイのスペシャリスト・五味常明医師の五味クリニックでは電気凝固法(A法)が行われているので、脱毛効果も同時に表れます。
費用はそこまで高額ではなく、初回108,000円で2回目以降は54,000円、針を交換したいときは5,400円の追加料金がかかります。
ワキガなどの体臭や多汗症にお悩みの方は「五味クリニックのわきが手術相談室」というサイトをのぞいてみるといいでしょう。
ワキガについての詳しい情報やセルフチェック方法、治療や手術の方法まで掲載されています。
東京と大阪の2つのクリニックのみですが、メール相談は無料なので遠方の方も安心です。
おわりに
電気凝固法はすそわきがの治療にも適用されることが分かりました。
施術を行っている病院は限られているかもしれませんが、中央クリニックは全国に20院ものクリニックを展開しているのでお近くの中央クリニックに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
メスを使わずダウンタイムも短い電気凝固法ですが、再発の可能性もある治療法です。
高額な治療費を払うので、後悔のないよう医師とよく話し合って治療を受けましょう!