すそわきがでお悩みの方は少しでもにおいを軽減したいですよね！
デリケートゾーンの陰毛を脱毛すると、すそわきがのにおいが気にならなくなるというウワサがありますが本当なのでしょうか？
すそわきがのにおいの原因や、脱毛することでにおいが軽減できるのかをまとめてみました。
目次
すそわきがのにおいの原因
ポイントは汗と雑菌
私たちの身体にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺があり、すそわきがはアポクリン汗腺から出る汗が原因となっています。
エクリン汗腺は少しの塩分を含んだサラサラした汗を出すのに対し、アポクリン汗腺は白濁していていて粘性があり、アンモニアやたんぱく質などを含んでいて、どちらも最初は無臭だそうですがアポクリン汗腺から出る汗は皮膚の雑菌などに分解されることで黄色く変色してにおいが発生してしまうのです。
においの原因となる汗と雑菌に対してアプローチすることで、すそわきがのにおいを改善することができるのです。
脱毛ですそわきがのにおいは軽減する？
まずは陰毛の役割について知ろう
陰毛は大切な役割をしていて、本来、フェロモンを溜めて拡散するという役割を持っていました。
陰毛に限らず、腋毛や乳輪周りの毛にもアポクリン汗腺があるのでそのような役割があるとされています。
陰毛は特に毛の凹凸が多いためにおいを溜めこみやすい性質があり、毛先がとがっているのでにおいが遠くまで届くようになっているのです。
脱毛することで陰毛の役割を断ち切るだけでも、すそわきがのにおいが拡散しにくくなる可能性がありそうですね！
気にならなくなる可能性はある！
すそわきがの人は毛が太くて1つの毛穴から2～3本生えているなど毛量が多い人が多いのが特徴です。
毛量が多いということはデリケートゾーンが蒸れやすくなってしまうということ。蒸れは雑菌が繁殖する絶好の環境なので、脱毛することによって蒸れや菌の繁殖を防ぎ、汗を分解させないようにできる可能性があります。
また、脱毛すると洗ったり汗や汚れを拭き取ったりしやすくなるので、デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなります。
すそわきがのにおいの主な原因は汗と雑菌なので、脱毛で陰部を清潔に保つことによってにおいが気にならなくなる可能性があるというワケなのです。
また、クリニックなどでVIO脱毛をレーザーで治療した場合、すそわきがの治療もレーザーで行われるものがあり、脱毛のレーザーでもアポクリン汗腺を少なからず破壊することができると考えられているため、においの軽減を期待することができます。
脱毛するときの注意点
光脱毛は毛根に作用しないので注意
サロンなどの脱毛方法は光脱毛やフラッシュ脱毛といって、レーザー脱毛が主流のクリニックよりも出力が弱く、毛根を破壊できずにきれいに脱毛できないことが多いようです。
毛根を破壊できないということは、すそわきがのにおいの軽減が期待できないので、美容外科や美容皮膚科などのクリニックでVIO脱毛することをオススメします。
すそわきがの手術痕などがあると受けられないことも
もし、脱毛する前にすそわきがの手術などを行った傷跡があると、レーザー脱毛するときに傷の中の黒い血に反応して傷口が開くこともあるので施術が受けられない可能性があります。
また、服用している薬によっても施術を断られるケースもあるので、事前にクリニックに確認するようにしましょう！
脱毛してもすそわきがのにおいに効果がなかった場合
生活習慣を見直すなどの対策を
脱毛しても効果を感じられなかった場合、生活習慣を見直してみましょう。
また、汗をこまめに拭いて蒸れを防いだりして雑菌の繁殖を抑えることも効果的です。汗と菌の増殖を防ぐすそわきがに使えるクリームも通販で手に入れることができますよ。
以下の記事に自分でできる対策をご紹介しています。
手術を検討してみる
すそわきがのにおい対策として1番効果的なのは手術です。
切開してアポクリン汗腺を取り除くなど色々な治療法がありますが、最近では超音波やレーザー、ボトックス注射など気軽に行えるものもあります。
保険適用の手術もありますが、自由診療の手術になると20～30万円と高額になるのがデメリットです。
まずは、ボトックス注射で汗を抑え、脱毛して雑菌の繁殖を防ぐという方法で様子を見るのもいいかもしれません。
おわりに
VIO脱毛をすることによって軽度のすそわきがの人は多少においが改善するかもしれませんが、脱毛では残念ながら治りません。
常在菌を含めた皮膚の雑菌は取り除けるものではないので、手術などの治療法でアポクリン汗腺にアプローチするしか治す道はないのが現状です。
しかし、脱毛することで汗が拭きやすくなったり、蒸れを防ぐことができたりと、すそわきがの原因である汗と菌の増殖を防ぐことができる可能性は少なからずあるので、脱毛もすそわきがのにおい対策の選択肢のひとつとして考えてみても良いのではないでしょうか。